Bitfan
宿木
やがて春になれば
街を包むその木は
誰もが羨むほどの
花をつける
鮮やかな花びらが
ヒラヒラと落ちれば
時を切り取るように
春を告げる ah
ユメニ ミテル
イマモ トキドキ
スデニ トキハミチタ
メヲサマシテ
そして時が経てば
祭りの後のように
いつの日か一人が
寂しくなる
友達はいつまで
仲間と呼ぶのだろう
鳥たちは仲良く
旅立つのに ah
空を見たその木は
どんなに泣いて叫んでも
声にならないと涙流すの
愛に触れる手もなく
自由になる足もないまま
生きて 生きて
花びらがひとつの
命の形ならば
僕らはその形を
選べないと
生きることをひどく
あきらめた者には
未来に咲く種は
宿らない
言葉に嘘はないか
心に痛みはないか
自分をだますならば
誰にも救えない
悲しみは姿を
変えて心に棲みつく
その心の中は
いつでも自由に…
ユメニ ミテイル
空を見たその木は
自由に生きられずとも
その根は大地とともにあるの
与えられた命に
最高の花を咲かすように
生きて 生きて
やがてその心は
手足など持たぬままに
空の広がりと等しくなる
そして鳥たちが
木々の合間 羽ばたいている
生きて 生きて
______
作詞:MUUA
作曲:MUUA
編曲:MUUA / GUNJI
楽曲試聴はこちらから
https://big-up.style/nzbBmOQu20
2023/09/29 10:12